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院長ごあいさつ

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ご 挨 拶 と ご 案 内
@ 日下医院は、1972年1月17日、精神科を標榜する千葉県下最初のクリニックとして、千葉市内に開業致しました。当時、脳の検査法は殆どなく、睡眠脳波検査を特殊機能として行い、精神病から脳腫瘍迄、脳のスクリーニングを目標に掲げておりました。
A 1974年9月1日より、完全医薬分業を千葉県下でも早く実施に踏み切りました。
B 1976年10月1日、千葉県下でも早く頭部CTスキャンを導入致しました。(当時、全身CTスキャンは開発されておりません)
C 1989年4月1日、高磁場MRIの導入、高機能全身CTスキャンの導入、心理カウンセラーの招聘、各種心理検査の導入等、総合精神科クリニックを目標として現在の地に移転いたしました。
D 精神科の診断・治療は他科と違い、医師毎に異なることが精神科医師同士では常識ですが、各種専門家、患者さん本人、ご家族も情報を共有して、共同作業として診療に当たることを目的に、2008年5月には、半構造化面接法の導入と心理検査の充実を図りました。
E 2018年12月31日現在迄に、MRI検査160,420件、CTスキャン107,118件、脳波検査89,466件、頸動脈超音波検査15,701件、一日平均外来患者70名となりました。尚、X線被爆の問題もあり、2012年にCTスキャンは終了いたしました。MRIは発症30分から描出でき、MRA、無症候性脳梗塞等、脳に関してはCTスキャンでは描出出来ないものも、多く描出可能です。
F ここまで来られたのは、地域の各種専門家、施設との連携、ご指導の賜物であり、とりわけ地域の皆様のご信頼を頂いたからこその結果であり、言葉では言い表せない感謝で一杯であります。ここに心より、深く御礼を申し上げ、今後の更なるご指導、連携、ご支援をお願いする次第です。
日下医院の業務内容のご紹介
○以下に当院の機能について概要を列記いたします。遠慮なくお問い合わせください
1. うつ病、神経症圏内の診療
半構造化面接法と各種心理検査法の採用:HAM−D(時にSDS)、MAS、L-SAS−J,BSDS、Y-BOCS、新KAST法
2. 脳器質性疾患・機能性疾患:MRI(MRA)、頸動脈超音波、脳波検査
3. 発作性疾患:MRI(MRA)、脳波検査、頸動脈超音波、(時に心電図、血液検査)
4. 発達障害:WAIS-V、AD/HD基準、AQスペクトラム
5. 認知症:MRI(A)、頸動脈超音波、長谷川式、浜松式(含MMSE)、DASC-21、血液検査
6. アルコール依存・乱用
新KAST,浜松式、長谷川式、血液検査
7. 特殊心理検査(精神療法、カウンセリング前等) 
MMPI、ロールシャッハテスト;その他必要と思われる心理検査
8. 精神療法・カウンセリング 
過度の予測と破局的思考、総ての不安や心配事を24時間抱え込まずに、プラス思考に切り換えるなどは抗不安薬では出来ずに、本人の認知(思考)を変えなければなりません。当医院では薬物療法も併用いたしますが、精神療法、カウンセリングを重用しております。
9. 科学的医療から全人医療へ
自然科学の一部である医学も科学の進歩に合わせて著しい進歩を遂げて参りましたが、慢性疾患、難病も未だに多数存在し、病気を治すだけの科学的医療の限界が認識され、苦痛・苦悩を背負っている患者さんをも支える全人医療が求められて久しい時間が過ぎております。イギリスではNHSで既にスピリチュアルケが保険で受けることが出来ます。当医院でも研究会を開催して全人医療の勉強を始めております。日本の医療は未だに科学的医療の領域に留まっておりますが、他の先進国並みに国民健康保険でスピリチュアルケアが受けられる日の早く到来することを願ってやみません。

以上

  2019年4月1日 医社団望葉会 日下医院  日下忠文

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